JUSTICE

00年代のダンス・ミュージック・シーンに、彗星の如く現れ、瞬く間に全世界を席巻した、フランスを代表するエレクトロ・デュオ、ジャスティス。ダフト・パンクの元マネージャー「Ed Banger Records」のオーナーを務める、ペドロ・ウィンターが、「あまりのエネルギーの強さに、初めて会ってから一週間で契約を決めた」という逸話はあ まりにも有名である。
「彼等(の音楽)は、ステージ・ダイヴができる、ラフでアグレッシヴなハイ・オク感に満ち溢れたロマンティックなエレクトロ・ミュージック」とペドロが語るように、ジャスティスはロック・シーンとクラブ・シーンを繋ぐ架け橋的な存在として、ヨーロッパ全土、全米、日本でも圧倒的な支持を獲得。
2007年6月にリリースされた1stアルバム『+(クロス)』は、オブザーバー誌にて「時代を代表する」という賞賛の言葉をうけ、アメリカのダンス/エレクトロ アルバムのチャートにて1位を記録。その後、Grammy のBest Electronic / Dance アルバム部門にノミネートされるなど全世界で高い評価を受けた。また、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードにて「最優秀フランス・アクト賞」と、シングル「D.A.N.C.E.」と「We Are Your Friends」にて、最優秀ビデオ賞を受賞した。
2011年10月には、シングル「Civilization」を収録した2nd アルバム『Audio, Video, Disco.(オーディオ・ヴィデオ・ディスコ)』をリリース。今作は、Justicの対照的な音楽的影響が作品に反映され、彼等独自のサウンド・ストラクチャーを生み出した。NMEは8/10 の評価と共に「思みがあり、深く、想像力をひきたてる」音として絶賛。この評価も相まって、シングル曲である「Audio, Video, Disco」はUKダンスチャートトップ10を記録、更にアルバム内に収録されている「Civilization」もシーン全体に瞬く間に浸透していった。
アルバムリリース後、世界各地の巨大アリーナやビッグ・フェスティバルにてヘッドライナーを務めた(その模様はライヴ・アルバム『A Cross The Universe』(2008年リリース)、『Access All Arenas』(2013年リリース)に収録されている)が、長らくスタジオ・アルバムのリリースがなく、全世界のリスナーより次作が待たれていた彼等だが、ついに5年ぶりの新作『Woman』が2016年11月18日にBecause Music/Ed Banger Recordsより全世界同時リリースされる。